Commitment
生産者の想い
わたしと豚とお天気の
お話し合い
豚を育てるということは、いかに豚からの声を聴けるか、いかに豚と同じものが見えるかということだと思います。例えば、冬ともなると開放型の農場ですので気温はマイナスとなる日もありますが、湿度が必要な場合は水やりをいたします。まさにわたしと豚とお天気のお話し合いなのです。
大切な人に本物の味を
孫もわたしの育てた豚肉を食べております。「大切な人に食べてもらうからこそ本物の味を」という信条のもと、日々育てております。
自然豊かな飼育環境
群馬県にある榛名山の麓に位置した場所で飼育しています。自然の宝庫の人里離れた環境ですので豚本来の生活が可能で、その広大な環境で平飼い状態の豚は走り回り体力もつき健康的に飼育されています。
西に浅間山・北に草津白根山・そして榛名山に囲まれ、ミネラル豊富な地下水も豊富です。生活にも使われているその地下水を飲み、暑い時は水浴びもするなど、自然豊富なこの地ならではの方法で飼育されています。
餌のこだわり
餌には以下の内容をバランス良く配合しています。
①小麦はっ酵(酵母イースト): | 酵母ははっ酵の元になる微生物で、ブドウ糖をエネルギー源とします。糖化酵素(アルコール酵素)が発生し、たくさんの微生物が栄養を生み出しアミノ酸、ビタミンが豊富で老化防止に役立ちます。 |
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②大豆: | 植物性タンパク質が豊富で良質なタンパク質。必須アミノ酸がバランス良く栄養価が高いため“畑のお肉”ともいわれています。 |
③とうもろこし: | 食物繊維が非常に多く、腸内の働きを良くします。ビタミン、ミネラル、鉄分を豊富に含みます。 |
④米ぬか: | 便通の改善や整腸効果など胃腸系の生理機能アップ、肌荒れ解消やアトピー、花粉症改善など皮膚系の生理機能アップ、また血液をさらさらにします。血糖値低下など血液系の生理機能アップにつながる優れた栄養成分を豊富に含みます。 |
体の中では、さまざまな化学反応が起こっています。それぞれの反応を引き起こすために触媒として必須のたんぱく質が酵素です。ヒトを含む生物が、摂取した食べ物を消化・吸収・代謝したり、体の中で起こるほとんどの化学反応には、酵素がなくてはなりません。しかし酵素は、それぞれある特定の反応しか触媒することができません。例えば、たんぱく質を分解する酵素は、たんぱく質を分解することしかできず、でんぷんや脂質を分解することができません。でんぷんや脂質を分解するためには、また、別の酵素が存在し、それぞれ、でんぷんや脂質しか分解できないのです。これを酵素の特異性と呼びます。そのため、ヒトの体内には、約5,000種類もの酵素があると言われています。
養豚場と野菜農家
『養豚場』の床は深床式(1m)で、床材には群馬県の豊富な木材を活用した粉砕バーク(樹木)を材料としたバーク堆肥で育てられます。バーク堆肥は、切り返しながら2ヶ月ほど寝かせると腐熟した堆肥成分の中にカルシウム・マグネシウム・カリウムが増加し、腐熟した有機物に含まれる炭素をエネルギーとする微生物の力でタンパク質を増加させます。
そのバーク堆肥の上で豚を育て糞尿が混ざり水分を含ませるとはっ酵します。すると微生物が生まれ温度を保つだけでなく、いやな匂いもなく、豚はこの微生物を体内に取り入れ健康な内臓を作ります。
その後、出荷後の豚舎のバーク堆肥はすべて集められ別の場所に移し、粉砕・切り返しを繰り返しながら寝かせます。その間にさまざまな微生物が生まれ、リンとカルシウムが多く葉物に適した栄養素の高い土に変わり『野菜農家』へと運ばれます。
群馬県一貫生産
群馬県で生産されたものを、群馬県で加工し、群馬県で販売する。
まず移動に関わるエネルギーが低減され環境への負荷が減少します。また、地球にやさしいだけでなく、流通経費が抑えられ適正な価格でお届けすることができます。超力豚のように少量出荷の品目ではメリットが大きいのです。
そのまま店頭に並べられる野菜などと異なり、加工が必要な豚肉は移動距離が短いほど適正な工程を組むことができて、きちんと時間管理ができるようになります。つまり「美味しさ」をキープできるということ。
地域で一貫生産することは、地域の農業の活性化にもつながり、そのまま地域の活性化となります。地球にやさしく、暮らしにうれしく、安心・安全。そんな超力豚への応援をお願いいたします。